「Webコンテストを実施しました」

 宍喰町のホテルリビエラししくいでは、現在使用しているホームページのトップページを2002年1月から3ヶ月間、一般の人たちに作成していただくようデザインの募集をWeb上やSOHO向けの雑誌、メールマガジン等で行いました。その結果、県内外からたくさんの応募があり、最終21件を審査しました。企画は鳴門市在住のSOHO沖本貴子さんです。

 選考基準は、生きたホームページになるよう、単にデザイン面からではなく、更新しやすさ、インパクト、季節感、マーケティングに役立つ情報発信力を重視しました。大賞には、当ホテルのペア宿泊券を進呈し、特別賞には親善大使の名刺をプレゼントするというものでしたが、予想以上に応募がありました。

 ホームページのデザインそのものを単独で論じても意味はありません。しかしそれが情報発信のねらいを持ったときに存在感が出てきます。従って単なるデザイン批評ではなく、ホテルスタッフが更新しやすいか、情報発信しやすいか、ぱっと見たときに華があるかなどを重視して審査しました。もちろんデザインそのものも理詰めはダメ。「五感に訴える」直感的な評価をしました。審査結果は以下の通りです。
http://www.hotel-riviera.co.jp/happyou.htm

[エントリー4番]
 この作品の良さは、ぱっと見たときに「はっ」と打たれるものがあるところです。ホームページは販売促進のために使うものだから、トップのトップにお客様の声があり、スクロールしてスタッフの声という構成も賛成です。デザイン面では一見まとまりが悪いように見えますが、一部の隙もない構成というよりも更新できる雰囲気を買いました。メインの画像やロゴの処理、テキストを読ませる工夫などでは、他のエントリー作品に優れたものがあるのですが、インパクトと発展性を評価しました。

[エントリー10番]
 気配りがすばらしいWebデザインです。制作される人ならおわかりでしょうが、随所に細やかな工夫が凝らしてあり、画像の処理、テキストの導入なども秀逸です。また、ホテル全景をトップのトップに置いていただいたのもこの作品だけかもしれません。これはとても大切なことです。ただ何か新しい情報を追加する、情報を更新するという際にこのまとまりの良さが却って裏目かなとも思われます。与えられた材料を料理するという視点では、トップクラスの作品です。おそらくクライアントとの打ち合わせ等でプロデューサーに恵まれれば、いい仕事をされる方ではないでしょうか。

[エントリー21番]
 スクロールすれば長くつながっているという構成です。下へ下へと誘導されるし、更新する際につくりこみがしやすい感じです。トップページに情報量をというのは、ショップ系サイトの特徴ですが、当ホテルでも必要な要素です。ロゴの色をみずいろ以外につくられているのも賛成です。今回のエントリーでは社名ロゴを青や水色でつくられた作品が多かったのですが、季節感を考慮すること、背景の海を活かすことなどを考えれば、ロゴは寒色系でないほうがいいのではないでしょうか。

 昨晩は売れっ子CMプロデューサーの具秀然氏と話をしました。「こうでなければならない」と確信が持てるまで自分を追い込んでいく姿勢には共感しました。南阿波は宝のような地域、というのが一致した見方です。その拠点となる徳島最南端のリゾートホテルにエールを送りたいと思います。


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