「基本はできていますか? 検索エンジンの場合」(2001.5.5)
インターネットを活用するとき、もっとも恩恵を受けているのが情報の検索でしょう。短時間に的確な情報を得られたときはうれしいものです。何年もその道を研究してきた人の意見、詳細に関連情報を比較分析しているサイトに当たると、単に時間を節約できるだけではなく何年分の成果を共有できたことになります。これがインターネットのすばらしいところ。よく言いますよね。本を読むよりその道の専門家の話を聞けって。論点、要点を整理してしかも視覚や聴覚を伴うから頭のなかにすうーと入っていくのです。
もちろん情報をフィルタリングする機能はその人の判断力、経験知にかかってきますから、人の意見を聴くという行為は自分自身が試されていることになります。とにかくいい情報やノウハウはどんどんオープンにしていきましょう。見返りを求めずともきっと何らかのカタチで情報発信者に返ってくるでしょう。
今ではほとんど議論されなくなりましたが、「ワープロで書いた文字には心がこもるのか」「ITは生活や経営の役に立つのか」などなど。それをどう生活に活かしていくかが求められています。カタチに捕らわれる人には「色即是空」という言葉をお送りします。評論家ではなく実践家でありたいですね。
さて、前置きが長くなりました。インターネットの情報探索において検索エンジンの使い方をおさらいしておきましょう。
検索エンジンに求められる要素は、「目的のホームページが見つけやすい」「キーワードの検索結果の数が多い」「操作方法が分かりやすい」「検索スピードが速く快適」の4つです。結論から言うと、この4つを充たす検索エンジンはGoogleです。
今までほかの検索エンジンを使っていた人は、Googleの使いやすさに驚かれるでしょう。すでにbiglobe、yahoo、niftyなどもGoogleの提携先となっています。
Googleを使っても希望するサイトが20位以内に出てこなかったら、検索語を変えるか、想定しているサイトが含むと思われる一般語2つをスペースを空けて入力しましょう。大きな会社の公式サイトならyahooで十分ですが、Google以外の検索サイトは忘れてもいいと思います。どの検索エンジンを使うかで情報収集力の差につながるでしょう。
徳島で大手が主催している買い物情報のサイトを探そうと、「徳島 買い物情報」と入れてみました。なぜか買い物サイトではない当方のwebが3位に検索されましたが、76件表示されたなかにはお目当てのサイトはありません。次に「徳島 通販」としてみましたがこれもダメ。検索語をいくつか変えてみましたが検索できず、直接URLを打ち込むか、サイト名を間違えないように入力してやっとたどりつけました。
制作業者は、高価な制作料金を取れるフラッシュなどの専門技術を売り物にするよりも、誰でも使いやすく生活に役立つようwebの運営に力を入れるべきです。つまりユニバーサルデザインと「共感のマーケティング」を勉強して欲しいです。例えば固定客づくりのオンラインでの接客法を具体的に教えてあげていますか?
もっともっと効果的にwebを活用して地域の生活者に役立てられるよう、地域の発展のためにも徳島のwebマーケティングはレベルアップする必要があると感じています。
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