徳島に移り住んで森の手入れをする人募集します!
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徳島県の上勝町は勝浦川の上流に位置する棚田が点在する四国でもっとも小さな町です。しかしそこで繰り広げられていることが注目を集めています。 上勝町では、65歳以上の人口が4割を越えるなかで、荒廃が進む森林や農地の持続的な対策が最重要と考え、人材育成に力を入れています。 そして2003年当初に、全国に先駆けて「森林農地適正管理条例」を制定。これは国や県の補助金を当てにせず、町独自の財源として実施するもので、都市部の若者を対象に農林業の研修生を公募し、約9か月間実務研修(この間の給与あり)を受けてもらい、そのなかから数人を森林や農地の管理組織に就職してもらうというもの。仕事の内容は、間伐や下草刈り、農繁期の手伝い等になりそうですが、これを全国からの寄付と町の一般財源で賄うのです。一過性の雇用対策事業やそのときだけのボランティアではなく、Iターン等に呼びかけて担い手を育成し、そして定住促進をめざしています。 なお、選ばれた人たちを「森林農地管理士」として町独自に認定し、経験や知識に応じて1〜3級を定めて身分を保証し、給与や住宅などの雇用条件を安定させることで3K職場のイメージを払拭させます。 上勝町では、毎年都市部からの若い女性の研修生が訪れ、なかには職場を見つけて定着している人も少なくありません。きれいな水、空気、そして森のなかで、不安なく仕事をしてみたいという人たち、応募してみませんか? → 応募要領 上勝町の主な特徴 (1)町の5つの集落が「1Q運動会」というまちおこし集団をつくり、それぞれが競い合っている。 (2)山に生えている紅葉などを料理のつまものとして売り出し年間2億円以上を売り上げている「彩」(いろどり)事業。 (3)構造改革特区構想を次々と打ち出し、地域から国へと情報発信を続けている自立的な政策。 (4)ゴミの収集をやめ、代わりに町民が自らの手で35種類に分別してゴミを持参するしくみを確立。これによってゴミが数分の一に減少した。 (5)民間では、棚田百選のひとつ「樫原の棚田」や市宇地区の「棚田の学校」など、下流とも連携しながらファンを増やしている。 (6)勝浦川最上流にあるブナの森、高丸山周辺が「徳島県の千年の森」に指定され、各種のプログラム(エコツアー)実施に向けて有志が検討を続けている。 ▲戻る |