勝浦川流域ビオトープネットワーク(仮称)企画書(案)
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1.目的 勝浦川流域でのビオトープによるネットワークを形成し、流域の人々と自然の調和を目指すため、地域の人々と共にビオトープ知識の習得とビオトープづくりを実践していくことを目的とする。 2.背景 勝浦川流域は、県都からそれほど遠くないことや流域の規模に照らして、都市と山村の交流や子どもの環境学習、身近な里山など農村生態系の復元と保全などのテーマを抱え、ビオトープへの取り組みに適当と考えられる。もちろん勝浦川流域ネットワークの活動の趣旨にも合致する。 ビオトープは、便利施設でもなければ、観光振興目的に活用されるわけではないので、その意義が見えてこなければ必然性が伝わりにくい。そのため、ビオトープを理解する人材を地域に育成することが第一歩となる。 ビオトープの管理を考えるとき、自治体等が行うよりも、身近な生活空間として管理できる地元の人たちが主体となって行うことが望ましいことから、地域住民が主体となって進めていくプロジェクトであり、住民の参画が前提条件となる。 3. 誰に ・ビオトープに関心がある人 ・勝浦川流域に住んでいる人で自然が好きな人 ・ビオトープ管理士の資格取得の参考としたい人 4.何を ・1年間を通してカリキュラムをつくり、ビオトープの専門家を講師として招へいして学習の場をつくる。 ・さらに勝浦川流域に数カ所候補地(モデル事業)を選定し、ビオトープづくりの実践も併せて行う。 5. どこで (1)会場 勝浦川流域にまたがる2市2町の施設を学習会場とする。いくつかの候補地として ・ふれあいの館(徳島市沖浜) ・小松島みなと交流センター(小松島市) ・農村環境改善センター(勝浦町) ・ふれあいの里さかもと(勝浦町) ・福川公民館(上勝町)をはじめ、町内のいくつかの施設 (2)ビオトープモデル地区 ・上中下流で2〜3箇所 6.どのように ・日本生態系協会の助言、監修を受け、カリキュラムを作成。 ・地元新聞や自治体広報、インターネット等で情報を発信する ・カリキュラムの作成には、有識者の参画が必然であり、また地元を巻き込むには地域ごとの責任者(情報伝達者)を設ける、場合によっては専用事務局を設けるなど、流域ネットワーク+αで受け入れ態勢を調えることが必要ではないか。 7. スケジュール ・10月19日の立ち上げをどのようにするか等を含めて年間事業計画と年間予算計画が必要。 8.資金計画(案) ・仮に20人(年間通しで参加できる人)の受講者を想定し、毎回千円相当の12千円の受講料を設定すると、支出見込み800千円に対し、560千円の不足となる。 ・これをネットワークからの持ち出しとすると、資産がなくなる(運転資金が枯渇)ので、少なくとも400千円程度は助成金等を当たる必要がある。 9.その他 ホームページ上に次のように告知。 (以下) ビオトープを知る1年〜「勝浦川ビオトープの学校」(仮称)のお知らせ -------------------------------------------------------------------------------- 身の回りの自然環境が少しずつ姿を変えています。水路がコンクリートになったり、湿地が埋め立てられたりと身近な環境が失われていきます。「昔はこの辺りにトンボが飛び交っていたものだ」「子どもの頃は…だった」。 そんな感想を持つ人は少なくありません。そこで、専門家や行政だけではなく、そこに住んでいる人たちが自らの手で、かつてそこにいた生き物、そこに生えていた植物や木々を甦らせていければ、どんなによいでしょう。。 そのためには、知っておくとよいことがあります。自然の果たしている役割、昆虫や魚類はどんな空間に棲めるのか? 生き物が棲む空間は私たちの暮らしにどう関わっているのか、失われた自然を取り戻す技術や手法は?そんなことがわかれば、自然を見る視点が変わるかもしれません。 そこで、生物が棲む水辺、土壌、空気、地形などを知りたいと思いませんか? 期間は、2002年10月にはじまり約1年間続けます。講師は、全国の専門家(日本生態系協会)と地元の専門家(ビオトープ管理士や大学教授など)たち。1か月に1回のペースで開催することを検討しています。 対象は、勝浦川流域に住んでいる人、環境や生物が棲める空間に関心がある人ならどなたでも(子どもたちにはぜひ参加して欲しいので参加可能かどうか検討中)どんどん参加してください)。また最近注目を集めているビオトープ管理士の資格取得に興味がある人には、きっと参考になるでしょう。 現在、プログラムや全体の構成を専門家とともに企画中ですが、第1回は、10月19日(土)に、日本生態系協会の関事務局長にお願いすべく交渉中です。なお、講座の開催には費用がかかりますので、有償とさせていただく予定です。 その運営について話し合う機会を9月14日(土)に設けます。場所は、ふれあいの里さかもと(勝浦町坂本字宮平)での開催を予定しています。勝浦川流域ネットワーク会員以外に、地元の人、助言をいただける専門家、行政に従事している人などのご参加を歓迎する開かれた集まりにしたいと思います。 (参考) ふれあいの里さかもと ホームページ http://fureai-sakamoto.hoops.jp/ ▲戻る |