棚田の学校を共催している地元市宇の有志のみなさんが新しい会を立ち上げられました。その名は「市宇棚田の学校よろず会」。棚田の学校に関連するさまざまなイベントを地元から身軽にやっていこうというもので、流域ネットワークは広報面で支援していきます。
舞台は棚田の学校のある市宇集落の裏山、一番高いところにあるテンノーサンの呼ばれる山です。
その昔は、馬場(馬の練習をする平らな直線コース)が尾根にあったとか。上勝をはじめ四国の山間部の道は尾根道が多かったんですね。ふもとの旭川沿いを走る県道が交通の道になってから、市宇集落は地元の人以外は通らなくなりました。
テンノーサンでは集落をめぐる行事がさまざまに行われたことと思います。そんな話も伺いながら、杉の間伐、枝打ち等を行います。ノコギリ等は地元でご用意くださるそうなので、軍手と山仕事がしやすい服装で来てください。帽子はあったほうがいいでしょう。
集合場所
上勝町役場駐車場に9時30分。そこから各自の車で現地へ移動します。役場までは、月ケ谷温泉から3分、徳島市内から1時間ぐらいの距離です。
内容
午前中 杉の森の間伐作業
昼食 お弁当を地元でご用意くださるそうです。
午後 引き続き作業。15時ぐらいまでに終了。
参加費 おとな1000円、小学生500円
申し込み 植松さん(電話08854-6-0293)
または勝浦川流域ネットワーク事務局 当日連絡先 08854-6-0339(市宇活動センター) |
3年目となった棚田の学校の稲刈りです。小さな棚田にハデ(竹で物干しのような足)を組み、そこへ鎌で刈った稲を束ねてかけていきます。
→2000年の稲刈りの風景
稲刈りの最中に棚田と森の境目で鳴き声がしたので行ってみると、たった今息絶えたシカでした。触ってみるとまだ温かかった。シカ除けに森との境界にロープを張ってあることが多いのですが、それにからまって動けなくなり衰弱したようです。
棚田とシカについては、上勝町樫原の棚田で暮らす谷崎勝祥さんがこんなお話をしてくれました。
→谷崎さんのお話「棚田に近づく鹿たちよ」
稲刈り編は15時ぐらいで散会とし、希望者は、中秋の名月を愛でたいと思います。風吹き抜ける里山の澄んだ空気にぽっかりと浮かび上がる満月…どんな物語を見せてくれるのでしょうか?
毛布または寝袋があれば快適に過ごせる場所がありますので各自持参を。
集合場所(左に同じ)
10/7(日)の9時30分に上勝町役場駐車場へ。途中の山道は細いところがあります。お気をつけて。持ち物は、軍手、帽子など
内容
午前中 稲刈り
昼食 里山で取れた素材でみんなで昼食を手作り
午後 いろいろ(ここでいったん散会)
夜 風吹き抜ける里山でお月見
参加費 おとな1500円、小中学生500円
申し込み 勝浦川流域ネットワーク事務局まで
当日連絡先 08854-6-0339(市宇活動センター) |