青年部の広域合同研修のテーマにいかがでしょうか?
◆研修事業の概要
事業テーマ/未来の利益をつくる〜誰でもできる経営革新の着眼点

◆研修事業の目的
商工会の次代を担うのは青年部です。柔軟な発想を持ちながらも、大型店進出や少子高齢化などの環境の変化、高度経済成長時代の親の世代の経営手法が通じないことに悩んでおられます。そのために、中小〜小規模事業所においても経営革新の必要性を感じているのですが、何をどう変革するのかがわからないという声が多いのです。そこで、経営革新の着眼点を明確にすべく、以下の内容で研修会を行うものです。以下のなかから必要なテーマを3〜4つ選んでいただきます。

◆研修事業の詳細

(1)出るお金と入るお金〜キャッシュフローを金融機関はこう見ている
  • 手元にお金を残す(=目に見える現金を残す)が経営の目的です。そこで、キャッシュフローに注目し、単年度の利益計画、複数年度にまたがる投資をどう判断するかのポイントを知ることが必要です。
  • 金融機関から借入金がある事業所については、金融機関が重視する点を知っておく必要があります。金融機関は、金融庁からガイドラインを提示されており、どのように金融機関が見ているか、どのように付き合うかを知っておきましょう。
  • さらに、従業員や施設の売却などのリストラで留意する点なども触れるとともに、経営理念や戦略を日々の行動に落とし込むことについても考えます。

(2)「伝えること」にこだわる〜小さな事業所だからできる挑戦
  • 大型店の進出や大手企業の経営破たんなどが相次ぐなか、地域に根ざした小規模事業所の強みをとことん活かすために、独自の商品やサービスを創造し、それをいかに伝えるかに的を絞って事例とともにお伝えします。
  • 伝えるべき中味(コンテンツ)にこだわることの重要性、またその具体的方策をお伝えします。

(3)できるだけ長く顧客でいてもらうために〜顧客コミュニケーション
  • 成熟した市場にあって、オンリーワンの商品やサービスが見つけにくいことがあります。
  • その場合の営業戦略、顧客データベースの活用や顧客との付き合い方、流通業においては店舗管理、清掃、ブランド戦略など、トータルで顧客満足度を高めるためのコミュニケーション戦略についてお伝えします。

(4)自分でできる!ホームページのリニューアル
  • Webサイトで重要なのは、コンテンツ、検索エンジン対策、ユニバーサルデザインの3要素である。
  • 業者につくってもらったものの活用されていないWebサイトや自分でつくったもののほったらかしのホームページに対し、どこにでもあるホームページビルダーを使った簡単なひながた作成から具体的な情報発信など、自らできることを提示する。
  • すでにWebを開設している事業所はもとより、今後Webサイトを開設する事業所にも参考になる(パソコンやソフトの操作法を学ぶ機会でないので、操作法についてはわかりやすい資料を作成するので参加者用のパソコンは不要)。
いずれも活発な質疑応答を期待し、それを引き出すようなコミュニケーション型の進行を試みます。

◆事業によって期待する効果
次代の商工会を担う若手経営者のしなやかな感性、熱意を引き出すための経営革新の方策を具体的に学びながら、日々の経営活動の方向性を絞りこみ、未来の利益につなげられる経営革新をめざします。

◆補足のご説明
研修では、もちろん紙の資料をご用意しますが、冗長な表現のない、わかりやすくメリハリのある話し方を心がけますので、パワーポイント+プロジェクター有無のどちらでも対応できます(どちらかといえば、映像を伴うほうがわかりやすいですね)。

いまの時代に合わせて、理念〜戦略〜日々の行動をマーケティングを次図のように再定義しました。「経営資源の選択と集中」が主なテーマですが、そのような言葉なるべく使わず、わかりやすいキャッチコピーや見出しに置き換えています。下の図を念頭に置いていただくと、研修の流れがわかりやすいと思います。自社自店でどこが課題なのかを見つけてもらうこと、その問題意識を持っていただければ成功だと思います。それぞれが浮かび上がる事例をご用意し、生きた経営戦略を感じていただけるように配慮しています。





ご提案は、中小企業診断士の平井吉信でした。
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