ケーブルテレビで地域活性化〜石井町商工会の楽しい試み

(7.30更新)
◆これまでの経緯
 >>> 小売商業情報化促進委員会の報告書から抜粋(2001年〜)
 >>> 予算がないなら、自分たちでつくってみよう!(すし福島での試行)

◆実現!
 >>> 記念すべき第一弾 「たっぷり手間ひまかけて巻いてます〜すし福島」(2004年6月放映)
      Windowsメディアプレイヤーで見られます  すし福島1MB(wmv)、すし福島8MB(wmv)
 >>>  第2弾「あかりの向こうに家族の笑顔が見たいから〜ひぐち電気」(2004年7月放映)
 >>> 第3弾「ゆめコットン 夢細工〜コットンハウス夢細工」(2004年8月放映予定)



注)著作権は、石井CATV、石井町商工会および各事業所に帰属します。無断使用はできません。
[中小企業診断士の解説]

テレビ電波のアナログ地上波の停止が予定されているなか、各地で地域CATVが開局している。地域密着型であるだけに、地域内でのテストマーケティング、エリアマーケティングへの活用が期待されています。

徳島県の石井町は、吉野川下流の南岸に位置し、肥沃な耕作地を持ち徳島市に隣接するベッドタウンとして発展が見込まれています。この石井町内ではすでにJAによる石井ケーブルテレビが開局し、農産物の市況などの情報を静止画で発信していました。

大型店の出店や生活者ニーズとの乖離による買い物客離れが進むと予想される小売店やサービス業において、このCATVを活用した情報発信(コミュニケーション戦略)ができると考えました。

2001年の情報化促進委員会以降、熱意ある商工会有志は、生活者の視点に立ち、役立つ情報を提供し地域活性化につなげるために、ケーブルテレビを活用したいと自主的に勉強会を続けてきました。

そして、2004年、試験的に5分程度で、商工サービス事業者がそれぞれの店のこだわりを伝える「こだわっ店ねん」と題した放送コンテンツの制作が始まりました。

第1弾となる、すし福島さんが6月に放映された直後、石井ケーブルテレビには、「おもしろい」と投書が来ました。もしかして内輪だけで盛り上がっているのではないかと危惧する声もありましたが、自分たちが楽しんでやっていることに対し、地域の生活者が共感してくれたのだと考えています。

次は、ひぐち電気さん、さらに、コットンハウス夢細工さんの放映が決まっています。それらのコンテンツづくりについては、放送される事業所がコンテンツのたたき台をつくり、有志がコンテンツについて議論を進めています。撮影および編集などの技術面については、プロであるCATVのスタッフが有償で行っていただくという役割分担です。

商店主にとっては、自店の強みを改めて認識するいい機会となり、この経験がチラシづくりやWebでの情報発信などさまざまな場面で生きるはずです。また放送するCATVもコンテンツ作成のノウハウや地域密着の番組強化をはかるうえで利点があります。

コンテンツ作成における、手順、コツをまとめたのが次図です。


[関連事業者リンク集]

石井町商工会
すし福島
夢細工


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