ビオトープを知る1年
 身の回りの自然環境が少しずつ姿を変えています。水路がコンクリートになったり、湿地が埋め立てられたりと身近な環境が失われていきます。「昔はこの辺りにトンボが飛び交っていたものだ」「子どもの頃は…だった」。

 そんな感想を持つ人は少なくありません。そこで、専門家や行政だけではなく、そこに住んでいる人たちが自らの手で、かつてそこにいた生き物、そこに生えていた植物や木々を甦らせていければ、どんなによいでしょう。。

 そのためには、知っておくとよいことがあります。自然の果たしている役割、昆虫や魚類はどんな空間に棲めるのか? 生き物が棲む空間は私たちの暮らしにどう関わっているのか、失われた自然を取り戻す技術や手法は?そんなことがわかれば、自然を見る視点が変わるかもしれません。

 そこで、生物が棲む水辺、土壌、空気、地形などを知りたいと思いませんか? 期間は、2002年10月にはじまり約1年間続けます。講師は、全国の専門家(日本生態系協会)と地元の専門家(ビオトープ管理士や大学教授など)たち。1か月に1回のペースで開催することを検討しています。

 対象は、勝浦川流域に住んでいる人、環境や生物が棲める空間に関心がある人ならどなたでも(子どもたちにはぜひ参加して欲しいので参加可能かどうか検討中)どんどん参加してください)。また最近注目を集めているビオトープ管理士の資格取得に興味がある人には、きっと参考になるでしょう。

 現在、プログラムや全体の構成を専門家とともに企画中ですが、第1回は、10月19日(土)に、日本生態系協会の関事務局長にお願いすべく交渉中です。なお、講座の開催には費用がかかりますので、有償とさせていただく予定です。

 その運営について話し合う機会を9月14日(土)に設けます。場所は、ふれあいの里さかもと(勝浦町坂本字宮平)での開催を予定しています。勝浦川流域ネットワーク会員以外に、地元の人、助言をいただける専門家、行政に従事している人などのご参加を歓迎する開かれた集まりにしたいと思います。

(参考)
ふれあいの里さかもと ホームページ
http://fureai-sakamoto.hoops.jp/


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